オリンピックやパラリンピックに欠かせないのがメダルですよね。
4年に一度のオリンピックパラリンピックでこのメダルを取るために選手たちも頑張っていますよね。
そんなオリンピックのメダルについて意味や歴史についてこちらで紹介していきます。
オリンピックのメダルの意味とは?
オリンピックのメダルの意味はこのような思いが込められているからといわれています。
それが、「スポーツで競い合い、頑張っている人が称えられる世界になってほしい」という部分です。
頑張った結果として形となったものがメダルということですよね。
そんなオリンピックのメダルについてもう少し掘り下げていきましょう。
オリンピックのメダルにはどんな歴史があるのか?
オリンピックといえばとても長い歴史があるような気がしますが、実は近代オリンピックが始まったのは、1896年アテネ五輪からなんです。
それまでの古代オリンピックはギリシャ神話に基づいた宗教的なお祭りとして開催されていました。
近代オリンピックはそれとは大きく異なり「世界五大陸をつなぐ平和の祭典」として開催され始めたものです。
今では、金、銀、銅という3種類が当たり前になってはいますが初回アテネ大会からメダルは用意されており、1位が金、2位が銀、3位はなしで賞状のみでした。
3位はなしだったということですが、これには経済的な理由で作成することができなかったのです。
オリンピックのメダルのメリットは?
オリンピックは世界規模の大きな祭典。いろんなお国事情があって、世界の様々な人々のいろいろな思惑が飛び交います。
オリンピックのメダルのメリットとはこんな言葉からもわかるのではないでしょうか?
「(オリンピックで)重要なことは、勝利することではなく、闘うことである」
これは、フランスの教育者、ピエール・ド・クーベルタン男爵の言葉です。彼は、スポーツを通した生き方の哲学を「オリンピズム」として世界中に広めようとしていました。
しかし、1908年のロンドン大会でオリンピックの参加が個人から団体になったことでナショナリズムのあおりを受けて行き過ぎた競争がおこっていたのです。
それを憂いた大司教の説教に感銘を受けて引用した言葉と言われていますが、この言葉には続きがあります。
「人生で重要なことは、勝利することではなく闘うことである。その本質は、打ち克つことではなくよく闘ったことにある」
ひとつのスポーツを極め、世界の頂点を目指す。そして頂点に立ったその証が金メダルであり、銀メダルであり、銅メダルです。
その栄冠を受け取るのは、お金を出した国ではありません。
時にライバルに嫉妬し、時に体の不調を感じながらも、負けそうな自分を叱咤し最後まで努力をし抜いた選手その人に送られる栄冠。
それこそがオリンピックメダルであり、オリンピックでメダルをもらうことのメリットでもありますよね。
オリンピックのメダルまとめ
どんな背景があろうとも、美しく輝くあのメダルと選手の笑顔。
それが観衆皆の心を動かすからこそ、オリンピックはやっぱり世界の祭典であり、メダルはみんなのあこがれなのではないでしょうか。
近年競い合いがなくなってきてはいるものの一つの目標としてメダル獲得というのは大きな意味を持つものだと考えています。